川崎・名願斗哉が天皇杯・水戸戦で悔やむ、「ボールに絡めなかった」理由。自身の連続シュートの場面についても、「もっと違う判断ができた」の画像
水戸戦で先発出場した川崎フロンターレの名願斗哉 撮影:中地拓也

 7月13日、川崎フロンターレ天皇杯3回戦で水戸ホーリーホックと対戦。この試合で、名願斗哉が3月8日以来となる公式戦に出場した。

 プロデビュー戦はアウェイでの試合で、2-3の敗戦。今回も同じくアウェイ戦だが、結果は2-1。チームとしては白星を掴んだが、試合後に出てくる言葉は反省の弁だった。

「結果を残そうと思って試合に入ったんですけど、ボールに絡めなかったことが悔しい」

 左ウイングで先発した出場時間について、まずはこう振り返った。数字を残そうという気概があっただけに、「最初の方はボールを入ったら仕掛けようと思って、もらったらつっかけたりできていた」というように序盤はその姿勢を見せたが、徐々にそういう回数は減っていく。

 それについて、「途中からボールをなくしたくないというチームの気持ちがあって、ロングボールも増えて、ゲームがなかなか落ち着かない状況に」。その空気に飲まれたことで、ボールにうまく触れなくなった。

 また、「自分がもっとポジションを内側に取るのか、外に張ってたほうが良かったのか、はっきりしないままゲームを進めちゃってたので、そこは自分が反省しないといけない」とも話す。

 ポジショニングについては、鬼木達監督からは「できるだけ外に張っといて」という指示があったというが、左サイドバックに入った佐々木旭との関係性を考え、中に入る場面を作った結果、迷いが生じたようだ。「自分の状況判断ができなかった」と、ここでも悔やんだ。

 ゲームの流れを読んで行動ができなかったこと、そして、自身のポジショニングが、ボールタッチの回数を減らしていったようだ。

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