サッカーUー17日本代表が7月2日、タイで行われた『AFC U-17アジアカップ』の決勝戦に挑み、U-17韓国代表に3-0で快勝して大会連覇を達成した。
同大会史上初となる日韓戦決勝となった一戦。0-0の前半終了間際に、韓国DFコ・ジョンヒョンが、この日2枚目の警告を受けて退場処分になると、日本はそのファウルで得たFKをFW名和田我空(神村学園高)が直接沈めて1点を先制する。さらに後半、日本は数的優位を活かして攻め立て、後半21分に再び名和田がゴールネットを揺らすと、終了間際にはFW道脇豊(ロアッソ熊本)がダメ押し点を決めた。
磐石の戦いでアジア王者となった若き日本代表だが、その力強い戦いぶりとともに注目されたのが、試合終了後の優勝セレモニーでのワンシーンだった。歓喜の輪の中で、キャプテンのDF小杉啓太(湘南ベルマーレU-18)が高々とトロフィーを掲げて紙吹雪が舞う。その喜びがひと段落した時だ。
チームを率いた森山佳郎監督が、自ら仕切って円陣を作り直す。そして地面に置いたトロフィーを持ち上げようとするも「重くて持ち上がらない」という“小ボケ”を披露して大盛り上がり。その後も森山監督が2度、3度とパントマイム芸を繰り返した後、今度は選手たちから“パワー”を集めて掛け声を揃え、ようやく持ち上げることに“成功”した。だが、大声を張り上げた森山監督に対して、今度は選手たちが“無反応”のリアクション。森山監督が体全体でツッコむと、チームは再び大きな笑いに包まれた。