7月2日、J1リーグ第19節が行われ、日産スタジアムでの一戦は、横浜F・マリノスが4−1で湘南ベルマーレに大勝した。
5連勝で首位を快走する横浜FMが、3連敗中で最下位ながら海外移籍が決まったFW町野修斗のラストマッチを白星で飾りたい湘南をホームに迎えた。
開始早々にスコアが動いた。前半6分、横浜FMは左サイドを持ち上がったFWエウベルがいったん後方のMF渡辺皓太にボールを下げると、そこからMF藤田譲瑠チマへの横パスを挟んで、再びボールを受けて前を向く。そこからドリブルで仕掛けるも、相手DFのブロックを見て、右後方でサポートしていたDF松原健へパスを送った。
右サイドバックの位置から中央に移動していた松原は、エウベルからのパスを前方にトラップすると、力強く踏み込んで右足を一閃。ボックス外から放たれたシュートは、無回転のまま低く鋭い弾道でDFの間を抜け、GKの右脇を抜けてゴールネットに突き刺さった。
松原は3月18日の第5節の鹿島アントラーズ戦でも同じような距離から強烈なミドルシュートを決めたが、それ以来となる今季2ゴール目。大分トリニータからアルビレックス新潟を経て、2017年に加入して以降、6年連続でリーグ戦1得点ずつを決めてきた“年1男”が、プロ人生で初めてのリーグ戦シーズン2得点目を決めた。