「全盛期のアザールかと思った」名古屋MF和泉竜司の鋭角ドリブル&絶妙ワンツーに「ご飯何杯でもいける」とファン興奮!「川崎が三笘みたいな失点を喰らってる」の声もの画像
川崎戦でゴールを決めて喜ぶ名古屋グランパスのMF和泉竜司 撮影:中地拓也

 7月1日、J1リーグ第19節が行われ、豊田スタジアムでの一戦は、名古屋グランパスが2−0で川崎フロンターレに快勝を収めて、リーグ5連勝を飾った。

 堅守速攻が機能しての連勝街道で3位にまで浮上した名古屋と、出遅れながらも徐々に盛り返して直近3試合を2勝1分けの川崎の対戦。試合は序盤から大方の予想通り、川崎がボールを保持する一方、名古屋がカウンターからチャンスを伺う展開となり、前半41分にFWユンカーのゴールで名古屋が1点リードを奪った。

 そして迎えた後半19分、名古屋が“最高の形”で追加点を奪う。左サイドのタッチライン際に開いていたMF和泉竜司が、中央のマテウスからのパスを受けると、ゆっくりとしたテンポから一気にスピードを上げ、鋭いドリブルで中に切れ込む。そして相手DFがカバーに入った瞬間、中央のFW永井謙佑へパス。そのままゴール前に潜り込むと、永井からの絶妙のリターンパスに対し、滑り込みながらの右足シュートを放ち、GKの脇を通してゴールネットを揺らした。

 左サイドでボールを受けてからの仕掛け、鋭角で力強いドリブル、絶妙なワンツーからの冷静なフィニッシュ。芸術性と興奮度の高い、美しいゴールだった。

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