旗手怜央が語る、「個人的にはアピールしないといけない」の決意。守田英正と話す時間が多いのは、「いろんな話を聞きたいと思って、自分から聞きに行っている」の画像
サッカー日本代表の旗手怜央 撮影:中地拓也

 6月20日、サッカー日本代表はペルー代表と対戦する。15日に行われたエルサルバドルとの試合に続く、6月のキリンチャレンジカップ2戦目だ。

 豊田スタジアムでの試合で先発すると、フル出場して6-0の大勝に貢献したのが旗手怜央だった。MF・FW登録で先発した6人で唯一、途中交代することなくピッチに立ち続けた。

 その試合後、かつて川崎フロンターレで共にプレーし、そして、この試合で先発メンバーに名を連ねた守田英正がその旗手に対し、「器用だからこそ、なかなか個人としてのアピールにつながらない部分というのは、彼にはあるので。そこは、俺は伝えてあげたい」などと、エールを送っていた。

 旗手がそのアピールについてどう考えているのかを、聞いてみた。当然、チームが第一であることは承知のうえで、それでも、個人としてのアピールをしなければ、日本代表という場所には生き残ることができないからだ。

 本誌記者の質問に対し、旗手は「目に見える結果というのはアピールにつながると思うので、ゴールやアシストは必要だなと思います」と答えたうえで、「ポジション的にもチームに貢献しないといけない部分もあるし、個人的にはアピールしないといけない部分もあるので、この前の試合に出たことによって、そこを自分の中で整理しないといけないなと思った」と口にした。

 エルサルバドル戦の前に話を聞いた際、「僕のプレーを使ってもらえるのであれば、しっかり状況を理解して落とし込めて、与えられたことをしっかりやれればいいかなと思います」と話していた時よりも、アピールへの気持ちが強くなっているように感じられた。

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