5月27日、J1リーグ第15節が行われ、浦和レッズが2−0で京都サンガに快勝。この試合の終了間際にFWホセ・カンテがリーグ戦初ゴールを決めた。
後半アディショナルタイム突入から3分が経過した時だった。右サイドからのセットプレー。キッカーのダヴィド・モーベルグが相手の意表を突いて横パスを送ると、伊藤敦樹がロングレンジからグラウンダーのシュートを放つ。
鋭いシュートを相手GKが弾くと、ここでホセ・カンテが姿を現す。こぼれ球に素早く反応し、ゴール前の狭いスペースの中で冷静に左足でトラップした後、倒れ込んだGKの逆を突いて右足でゴールに叩き込んだのだ。
今年3月に中国リーグから加入したギニア代表のホセ・カンテは、4月5日のルヴァン杯グループリーグ第3節・川崎フロンターレ戦で公式戦初出場。その後、リーグ戦5試合(スタメン1試合)に出場し、質の高いポストプレーなどで能力の高さを見せながらもゴールは奪えていなかった。
ようやく5月24日のルヴァン杯・第5節の川崎フロンターレ戦で来日初得点を決めると、その余韻を残しながら中2日で迎えた一戦に後半14分から途中出場し、待望のリーグ戦初ゴールをマークした。