サッカー日本代表のFW浅野拓磨が、大一番でまたも輝いた。5月27日に行われたブンデスリーガの最終節は、優勝と降格がかかっていたために9試合が同時刻開催に。ボーフムにとっても、降格がかかった重要な一戦となった。
18チームのうち、最終順位で下位2チームが自動降格、16位がプレーオフに回るレギュレーションの中、ボーフムは16位で最終節に挑んだ。対戦相手はレバークーゼン。試合開始時点で6位につけていた強豪だった。
この試合で先制ゴールをアシストしたのが浅野ならば、追加点を奪ったのも浅野だった。しかも、自らのゴールは左CKをダイレクトで合わせての豪快なシュートとあって、記憶にも残る得点場面となった。そんな日本代表の1ゴール1アシストの活躍で、チームは3-0で勝利。来季の残留を手繰り寄せた。
その試合後の映像を、クラブが公式ツイッターに投稿した。暗闇の中にいる群衆が映し出されるが、そこで、一人担がれているのが浅野だ。そこにいる多くの人が、「ア~サ~ノ、オオオオオオ~」と歌声を響かせ、そして、宙に浮かせた手を動かす。笑顔の浅野はその中で同様に手を動かすのだ。