5月19日に行われたJ1リーグ第14節、北海道コンサドーレ札幌と京都サンガF.C.の試合は2-1でホームチームが競り勝った。
この試合、コンサドーレが唯一の失点を許した相手がFWパトリックだったが、そのブラジル人FWを弾いた札幌DF岡村大八のプレーに称賛が集まっている。
前半46分に京都の井上黎生人が自陣センターサークル付近から前線のパトリックに縦パスを入れた場面が、それだ。京都の背番号9をマークしていた岡村は、相手がパスを受ける直前に体を当てる。ブラジル人FWも背負いながらボールを受けようとしていたが、その体は赤いユニフォームに弾かれてピッチへ倒れた。
ノーファウルでボールを奪った札幌の背番号50は前を向いて中央を見据えると、センターサークル付近に下りて来た小柏剛へ縦パスを入れる。右足で蹴られたボールは相手が足を出せないコースを通り、背番号19へと渡った。
なお、パトリックはこのプレーの5分前に同点弾を上げていただけに、岡村のボール奪取は相手を勢い付けない効果もあったかもしれない。結果的にも札幌は最少失点に抑えることに成功している。