横浜FC長谷川竜也が川崎フロンターレ時代の“自身のユニフォーム”を着た観客を見て、「川崎でやれた6年間が今の自分を作ってる」の画像
川崎フロンターレのサポーターに挨拶をする横浜FCの長谷川竜也 撮影:中地拓也

「すごい、思い入れがあるチームとの試合でした」と振り返るのは横浜FCの長谷川竜也。6年間在籍していた川崎フロンターレとの試合後に取材に応じた。5月20日にニッパツで行われたJ1第14節の川崎戦において、長谷川は先発出場。これがケガからの復帰戦となっていた。

「自分も1カ月ぶりにケガから復帰しての試合だったので。気合が入ってたんですが」と話す長谷川はケガをした瞬間に復帰戦としてこの川崎戦を視野に入れていたのだという。

「(全治が)1カ月だってなったときに川崎戦が1カ月後だったので。何とか川崎戦だけには絶対出たいなって思ってたので。そこを目安にちょっと早めに頑張って復帰して」の試合だったという。ただしコンディションは思うように上がりきらず。「今できる範囲の中では上げることができたのかなと」という状態で臨んだ川崎戦を、長谷川は2シャドーの一角としてプレー。前からのプレスを試みていたが、すぐに戦い方を変更している。

「センターバックにかけたかったんですが、センターバックにプレスがかかった時の(川崎の)回避の仕方がすごい上手だったというのが分かってたので。行きたかったけど我慢して。どっちかっていうと持たせるような。すごいきつかったけど、持たせるようなイメージを持ちながらやってました」

 そうやって意図的に川崎に持たせつつ、2点をカウンターで奪う試合運びで勝利。それも古巣相手の勝ち点3の味は格別なのだろうと考えたが、そういうわけでもないという。

「シンプルに2連勝できたというのもうれしかったし、ここまで苦しいゲームをものにできたっていうのも嬉しかったですし、久しぶりに複数得点を取れましたし、そういうのも嬉しかった」と話す長谷川は、「川崎相手で嬉しかったけど、他のチームでも同じぐらい嬉しかっただろうし」と純粋に勝利を喜んでいた。

  1. 1
  2. 2
  3. 3