5月13日、J2のベガルタ仙台が、ホーム・ユアテックスタジアム仙台でのモンテディオ山形との“みちのくダービー”に2―1で勝利。試合終了間際にFW中島元彦が決めた勝ち越し弾が大きな反響を呼んでいる。
前半を1点リードで折り返すも、後半40分に同点に追い付かれる試合展開となった中、後半アディショナルタイム突入後4分が経過した時だった。前線から圧力をかけた仙台の攻撃。中央でボールをキープしたエヴェルトンから、右サイドを駆け上がった真瀬拓海にパスが通る。ここで真瀬が鋭いドリブルで仕掛けて相手DFを剥がした後、ボックス内の右後方で待ち構えていた中島にパスを送った。
後半33分から途中出場していた中島は、真瀬からの強めのパスを逆足の左足でトラップすると、相手DFが寄せて来る前に、素早く左足のインサイドで狙い澄ましたシュート。柔らかく繊細なタッチからふわりと浮かび上がったボールは、仙台サポーターの大歓声に後押しされるように、そのままゴール左上に吸い込まれていった。