J1の北海道コンサドーレ札幌FW菅大輝が、6日に行われたJ1第12節で2ゴールを決めた。特に持ち味を発揮した自身1点目の強烈なシュートに、称賛が寄せられている。
札幌は6日、ホームに9位のFC東京を迎えた。11位の札幌としては勝点2差で追う目下のターゲットと言える相手であり、1ケタ順位へ浮上する格好の機会だった。
試合は幸先良く開始8分で先制する。浅野が見事なシュートを決めて、早くもリードを奪った。その20分後に追加点が生まれたのだが、これが味わい深いものだった。
決めたのはU-12チームから札幌の下部組織で育ってきた菅だ。登録はFWだが、ウィングバックでの起用がほとんど。だが、強烈な一撃は健在であることをあらためて証明した。
中盤からの1タッチでの縦パスに抜け出した小柏剛が、ボックス右でボールを持つ。2人がゴール前に入り込んでいたが、小柏が選んだのはその先、左サイドから攻め上がってきた菅だった。
菅は自分へとまっすぐに届けられたゴロパスに、得意の左足を振るう。クロスを直接叩いたシュートは、さらに地を這い、ゴール右隅へと決まった。この一撃に、SNS上でファンの歓喜が止まらない。
「これだから菅ちゃんの応援はやめられない」
「菅キャノン!!」
「キャノン砲ズドーン!!」
「さすが菅やわ」
「キャプ翼の松山かよ」
「マジでイーグルショットじゃん」
漫画『キャプテン翼』の北海道出身選手、松山光が得意とする低い弾道の一撃「イーグルショット」を思い出すファンも少なくなかった。