J2のブラウブリッツ秋田は、新たな選手の期限付き移籍での加入を発表した。これまでにない斬新な補強に、驚きの声が広がっている。
秋田は5月、複数のビッグマッチを迎える。21日にはモンテディオ山形と、東北日本海側の最強を決める戦い「奥羽本戦」に臨む。そして28日には、ダービーマッチに挑むのだ。
とはいっても、14日にいわきFCとの間で実現する東北ダービーといったものではない。同じ「ダイハツ」をスポンサーにいただく大分トリニータとの「ダイハツダービー」だ。
大分のユニフォームの胸部分には、「ダイハツ九州」の文字が輝く。一方、秋田にもトレーニングユニフォームスポンサーとして秋田ダイハツ販売株式会社がついているのだ。
この負けられない一戦に向けて、秋田は大胆な補強を敢行した。新たに期限付き移籍での戦力獲得を決めたのだ。招いたのは、カクカクシカジカことカクシカだ。秋田ダイハツのマスコットキャラクターである。
発表にあたり、クラブはカクシカの特徴などを紹介。「クールでちょっとシニカルな評論家」だが、「濡れてはいけない」という弱点があるという。本人も「「ダイハツダービー」は勝つしかない! やるしかない! “シカ”だけに」と決意を語っている。