■「サポーターを沸かせる回数を増やしていきたい」
マチェイ・スコルジャ監督も「ハードワークをする選手。性格も良く、技術的なスキルも高いと思う。明るい未来が待っていると思う」と話す期待の若手は、持ち味である積極的な仕掛けや中盤でスペースを作り、裏に抜ける動きなどでリズムを作った。
得点前の25分のプレーでもグラウンダーのクロスを受けた早川が左足を強振。惜しくもこれは枠を捉えきれなかったが可能性を感じさせるものだった。
早川は「ボールに関わりながら回すことはできました」と手応えを口にするが、それと同時に「守備での立ち位置や裏に抜ける回数、スピード、フィジカル面はまだまだだと感じました」と反省点も忘れず口にした。
だが、堂々とプレーする姿は身長163センチと思えないほど大きく見え、リーグ戦、ルヴァンカップ、AFCチャンピオンズリーグ、天皇杯とタイトル争いが義務付けられているチームに新風を吹かせるものだ。
早川は次のように活躍を誓う。
「サポーターを沸かせる回数を増やしていきたいです」
どんな成長曲線を描き、トップ選手へと昇り詰めていくのか。これからが楽しみだ。