浦和レッズは、ホームで行われた湘南ベルマーレ戦を1-1とした。3分に先制され重苦しい展開となるが、43分にMF早川隼平が同点弾を撃ち込んだ。これが17歳4カ月14日でのゴールとなり、これまでの最年少記録だったエスクデロ・セルヒオの17歳6カ月28日の記録を塗り替え、Jリーグ公式戦におけるクラブ史上最年少ゴールとなった。
2005年生まれのアタッカーは、ユース所属で2種登録。ルヴァンカップグループステージ第3節川崎フロンターレ戦でデビューを果たし、2試合目となったこの湘南戦で結果を出した。早川は「目の前にボールが来て枠から外せないと思いました」と話すと、クラブ最年少記録については「(広報から聞いて)ビックリという感じ。まだ実感はないのですが、少しでも早くデビューできて、点を決められたことを嬉しく思っています」と続けた。
先発を伝えられたのはこの日だった。「言われた時は驚きました。今日のミーティングで言われて、ピッチに入ってワクワクの方が大きかったので楽しむことできました」と、あどけなさの残る表情で初々しく語った。
試合前のウォーミングアップ時には、ユースの先輩にあたるDF荻原拓也から「緊張するな。どんどんやれ」と声をかけられ「緊張というより、その時にワクワクに変わっていったと思います」と振り返った。