J1の名古屋グランパスが、J1第8節で川崎フロンターレを下した。11年ぶりの鬼門攻略へつながる先制点の場面が、多くの称賛の声を集めている。
名古屋は今節、等々力陸上競技場へと乗り込んだ。2012年8月の第23節を最後に、リーグ戦では10年も勝利を収めていない鬼門と言えるスタジアムだった。
プレッシャーのかかる一戦だったが、名古屋は幸先良く先制に成功する。開始9分で、ゴールを奪うことに成功したのだ。
このゴールが、見事なものだった。自陣での横パスを、米本拓司がカットする。勢いのままに相手選手も1人かわして、2タッチ目をするまでには前方を確認。3タッチ目は、前方への見事なスルーパスとなった。
走り込んでいたのは、韋駄天FW永井謙佑だ。DF2人の間を抜けていく縦パスに追いつくと、迷うことなく1タッチパス。ピッチ中央でフリーで受けたキャスパー・ユンカーは、ファーストタッチでしっかりコントロールすると、前へと出てきた川崎GKチョン・ソンリョンの脇を抜いて、ゴール左隅に先制ゴールを流し込んだ。