■仙台は可変システムで試合内容を安定させた
4月12日に行なわれたJ2リーグ、2試合連続のアウェイゲームとなったベガルタ仙台は、J2第9節の清水エスパルス戦を1対1のドローで終えた。今シーズン初の連勝とはならなかったものの、試合内容は悪くなかった。調子を上げてきた清水に押し込まれたものの、しぶとく勝点1をつかんでいる。
前後半の立ち上がりや終了間際に失点をしてきただけに、前半45分の被弾は課題を突きつけられたと言える。ただ、中3日の日程で前節とまったく同じスタメンで臨みながらも、疲労を感じさせることはなく、オーガナイズされた可変システムで清水に対抗していったのは評価できる。
DF真瀬拓海、MF氣田亮真、FW中山仁斗、FWホ・ヨンジュンがメンバー外で、MF遠藤康が負傷離脱中である。そのなかで伊藤彰監督は、開幕時の3-4-2-1ではなく4-4-2を基本として3バックへ可変するシステムで、アウェイの連戦を1勝1分で乗り切った。
開幕節以降は出場機会のなかったMF鎌田大夢を前節からボランチに指名し、ボランチ起用の多かったMF中島元彦を1・5列目に配する選手起用も、2試合連続の勝点奪取につながっている。