4月12日、J2リーグが各地で行われ、大分トリニータはホームにレノファ山口FCを迎えて対戦した。
大分が前半44分に1点を先制すると、勝利を確かなものにしたい大分は前半のうちに追加点を奪う。前半アディショナルタイムに、ゴールネットを揺らしたのだ。
その起点はDFデルランの縦パスだった。最終ラインからの浮き球パスを伊佐耕平が左サイドのハーフウェーライン付近で頭で落とす。自陣でそれを受けたデルランは、ダイレクトで縦パス。FW藤本一輝に送る。
藤本は相手DFを背後に抱えながらもパスを受けようとするが、ボールが近づくと内側を向いての反転を見せて一気に入れ替わる。そして相手選手を置き去りにするや一気に縦にドリブル。別の選手が必死に追いかけ、足を伸ばすもそれもうまくいなすと、ペナルティエリアに左から侵入。右足でファー目掛けてシュートを放ち、鮮やかにゴールネットを揺らしたのだ。
藤本にとってこれが今季2点目。左WBとしてこの試合に出場したが、本来のFW登録通りのゴールへのストレートなプレーを見せたのだった。