３月２６日、ルヴァンカップグループステージ第２節が行われ、FC東京はホームに京都サンガを迎えて対戦。５－０で大勝した。
大量得点の中に、綺羅星の如く未来を輝かせるような得点もあった。それは、後半３０分のゴールだ。決めたのは熊田直紀で、今季、ＦＣ東京Ｕ―１８からトップ昇格したばかり。これがプロデビュー戦で、もちろん、プロ初ゴールだ。
この場面は、ホームチームが右サイドでボールを保持。そして、熊田と同じく後半１６分から途中出場した西堂久俊がゴール前に送ったクロスを、頭で合わせたのだ。相手DFの背後でボールを見極める様は冷静そのもので、プロ初ゴールとは思えぬものだった。
この試合の前に、熊田は得点を量産していた。ウズベキスタンで行われたU―２０アジアカップで日本代表メンバーに招集されると、大会を通じて５得点を叩き出して得点王に。そして、日本代表をＵ―２０ワールドカップ出場へと導いていた。その勢いのままに、国内でもゴールネットを揺らしたのだ。
