3月9日、ベガルタ仙台が公式ツイッターに写真と動画を投稿した。その雰囲気や行動に、多くの感動の声が寄せられている。
内容は、誕生日の祝福をするというもの。その様子をクラブが公開するのは、SNSが活発に使われる昨今、珍しいことではなくなった。しかし、仙台の場合はその祝福する相手が珍しいといえる。クラブの社長の誕生日を大々的に祝ったからだ。
佐々木知廣社長は、2020年末にこの職に就任。クラブが大変な時期にトップの座に就いた。21年にチームはJ2に降格してしまったものの、クラブ存続のために奔走した。一方で、試合となればサポーターが集まる場所や関係者口で多くの人に声をかけられる姿を多くの人が目にしている。
今季のJ2開幕戦であるFC町田ゼルビア戦では、試合前に佐々木社長へのチャントが歌われた。これほど慕われる社長は、そう簡単には見つからない。
だからこそ、選手とスタッフはその誕生日を心から祝った。3月8日、選手会からケーキが送られ、フロントからは花がプレゼントされたという。さらに、蜂須賀孝治と中山仁斗の2人が駆け付け、共にサプライズしたのだ。