現地時間の3月3日、サッカー日本代表・久保建英が所属するレアル・ソシエダがカディスと対戦。0-0で引き分けた。
ソシエダは無得点に終わったものの、フル出場した久保は何度か決定機を演出した。その一つが、後半6分に見せたスペイン代表へのスルーパスだ。
スコアレスで前半を折り返して両チームに交代がないまま迎えたこの時間、久保は左サイドをドリブルで持ち上がる。相手選手は6人がそれに反応しており、中でも3人が久保の動きに直接対応できるように、そしてもう一人がソシエダの選手1人を見ながらも久保の動きを警戒していた。
その久保は、前進しながらもスピードを落とさぬまま左足でスルーパスを放つ。ペナルティエリア左手前外の近くから放たれたボールは、相手選手の間を縫うようにしてゴール前に斜めに向かう。その先にいたのは、スペイン代表のオヤルサバルだった。
この背番号10は相手最終ラインとGKの間に体を投げ出して足を伸ばし、スルーパスをゴールに入れようとするがわずかに届かない。そして、このパスは合わせることができなかったが、相手選手に引っかかることもなく右へと流れたのだった。