2月19日、ベガルタ仙台はJ1昇格を果たすための今シーズン開幕戦に挑んだ。相手は積極補強を敢行したFC町田ゼルビアだ。
陽気な天候に恵まれたこの日の町田GIONスタジアムには大勢の観客・サポーターが駆け付けた。特に圧巻だったのは仙台のゴール裏で、完全に黄金に染まるほど。ピッチで戦う仙台の選手に大きな声援を送った。
熱いサポーターがいることで知られる仙台だが、現地入りするのに困難を伴った最寄り駅を通る小田急線が人身事故の影響でダイヤが乱れた。それだけでなく、8055人という町田にとっては最大級の観客数となったために輸送バスも破綻。キックオフに間に合わない人もいたほどだった。
そんな交通難を乗り越えたサポーターに勝点3を届けようと、序盤、積極的にシュートを放ったがなかなか枠に飛ばず、徐々に町田がボールを握る展開に。仙台は構えつつ様子を見る流れになった。
一方で、前後半を通して仙台は何度か決定機を与えてしまうものの、体を張った守備で失点は許さず。先に交代カードを切るなど攻めの姿勢を見せはしたが、得点を奪えないまま試合は終了。昨季に続きスコアレスドローの開幕戦となった。