サッカー界の生けるレジェンドが、新たな伝説をつくった。41歳になるACミランFWズラタン・イブラヒモビッチが、16歳の息子とトレーニングマッチでともにプレーしたのだ。
イブラヒモビッチのキャリアは、驚きにあふれている。まずはプレーぶりからして独特である。長身2メートル近い長身だが、高さで勝負するのではなく、しなやかな身のこなしで、体のあらゆる部位を使って、さまざまな形でゴールを陥れる。スウェーデンの故郷には、すでに銅像が建てられている。一度はヨーロッパを離れてアメリカへと渡ったが、38歳にして再びイタリアへと戻ると2年連続で2ケタゴールを記録。41歳になった現在も、ミランに所属している。
残念ながら今季は、ひざにメスを入れており、まだピッチに立てていない。だが、復帰の時期は近いかもしれない。今週、トレーニングマッチでプレーする姿が公開されたのだ。
そのゲームは、イブラヒモビッチにとって感慨深いものだったかもしれない。復帰が近づく実感を得るだけではなく、父としての喜びもかみ締めることができたからだ。
この練習試合は、ミランのトップチームとU-18チームによって行われた。ケガ明けのイブラヒモビッチはU-18に入ったのだが、心強い仲間がいた。息子のマクシミリアンである。
マクシミリアン・イブラヒモビッチは、現在16歳。ミランのU-17チームに所属しているが、この日はU-18の一員としてトップチームの胸を借りた。
スカイスポーツなどがSNSで公開した動画では、マクシミリアンが父よりもまだ頭1つ小さいことなどが分かる。顔もまだ幼さを残すが、父を追い越してゴールへ向かう動きも見せていた。
父から優しくラストパスを受ける場面もあったが、シュートは決まらず。やはり主役は世界のズラタンで、ゴールネットを揺らす場面で動画は終了している。