開幕節を終了したJ1リーグで、大量得点を奪った湘南ベルマーレが首位に立った。5得点しての快勝だったが、中でも苦労人の新戦力のゴールに注目が集まっている。
湘南は18日、サガン鳥栖との今シーズン初戦に臨んだ。昨季は勝点1差上回られた相手との、プレシーズンでの成長と今季の道筋を占う一戦だった。
昨季の湘南の泣きどころは、何といっても得点力だった。順位は11位で終えたものの、34試合で31得点というゴール数は、下から数えて4番目のものだった。
その湘南が爆発した。開始3分での大橋祐紀の先制ゴールを皮切りに、前半だけで3得点。前半のうちに1点を返されていたものの、後半も2ゴールを追加して鳥栖を5-1と突き放した。
昨季も川崎フロンターレに4-0で勝利した試合があったが、北海道コンサドーレ札幌に5点を献上して敗れたこともあった。5得点するのは2021年8月25日のセレッソ大阪戦以来のことだった。
5つのゴールのうち、ハットトリックでゴールを荒稼ぎしたのは大橋だ。だが、インパクトの大きさでは小野瀬康介が決めたゴールがナンバーワンだった。
すでに4ゴールを奪っていた後半19分だった。CKキッカーを務める永木亮太は、手を挙げると両チームの選手がひしめくゴール前ではなく、ペナルティーエリア内ぎりぎりの場所へとボールを送った。そこにするすると入ってきたのが小野瀬だった。逆回転のかかったボールが届くと、少しジャンプしながら右足でミート。アウトサイドに少しかけ、外から内へと巻く回転がかかったボールは、ゴール左隅へと消えていった。
この、デザインされた見事なゴールシーンがDAZN Japanのツイッター公式アカウントで公開されると、一気に称賛のコメントが寄せられた。
「開幕節ベストゴールはこれや」
「これは鳥肌」
「はい。最高!」
「スーパーゴール製造機じゃん」
「トンデモゴールやな」