■「めっちゃ良いけど高すぎて無理や」

 一方で、悩みの声も聞こえてくる。

「高!!!」
「めっちゃ良いけど高すぎて無理や」
「素敵〜と思ったけどお値段」

 この画期的な商品の値段は、ショートタイプが1万1000円、ロングタイプが1万3000円に設定されている。1万円という“大台超え”が、ファンの心を揺さぶる。

 これは、ファンの価値観を試すものかもしれない。先日、元日本代表MF本田圭佑が日本のラーメンは安すぎるとSNSで投稿し、「次は2000円払う」との意見表明したことが話題になった。良いものであれば、むしろ1万円は安いのか……。

 また、試合観戦に多く通って使用頻度を上げることにより、コストパフォーマンスを高めるという手段もある。この商品のアイディアと値段設定。もしかすると福岡は、大きな問題提起をしているのかもしれない。

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