2023年シーズンを前にJリーグ各クラブは現在、キャンプに突入している。多くのクラブが温暖な地を求めて移動し、フィジカルトレーニングや戦術練習に取り組んでいる。
京都サンガもその一つだ。1月16日から28日のスケジュールで沖縄キャンプを実施。東風平運動公園サッカー場を拠点に、新たな1年間を戦い抜くための厳しいメニューをこなしている。
そのある一コマを、クラブの公式ツイッターが動画で公開した。その投稿に書かれている文字は、「#パトリック 選手vs #福岡慎平 選手」と不穏な一言。そしてその内容が、ファン・サポーターから多くの反響を呼んでいる。
2人が行っているのはタックル練習だ。京都で10番を背負う福岡がヒットバックを持ち、パトリックのタックルを受けるというもの。ヒットバックとはラグビーの接触トレーニングなどに用いられるクッションのようなもので、福岡は自身の体の右にこれを構える。それに向かって今季から京都に加入したブラジル人FWが強靭な体躯をぶつけるのだが、パトリックのフィジカルの強さはこれまでJのピッチで幾度となく証明されてきたもの。福岡は耐え忍ぶのに精いっぱいだ。
しかし10番は、これに屈することはない。やや押され気味ではあるものの、そのタックルを見事に受けきってみせるのだ。