■「ベストイレブンを宣言する格好じゃないのよ笑」
橘田にとっては、今年はさらなる活躍が期待されるシーズンだ。結婚して心機一転はもちろんだが、プロ1年目の2021年に29試合に出場。2年目の昨年は背番号を1ケタとして、32試合に出場。不動の主力となった。
代表入りも期待される1年だけに、今年の目標を、チームとしては「タイトルを奪還しに行くというのが目標。すべてのタイトルを獲りに行くような強い気持ちでやりたい」。そして個人としては、「ベストイレブンを取れるようにやりたい」と宣言した。
「運動量を生かした広い範囲をカバーすることだったり、得点に絡む部分でもチームに貢献したい。ミドルシュートでも相手のゴール前に入っていく部分でも、得点に絡んでいきたい」
今季のピッチにイメージを膨らませながら、橘田は言葉を発したのだが、この力強い意気込みに、ファンからはSNS上で「ベストイレブンを宣言する格好じゃないのよ笑」と突っ込みの声が。
というのも、橘田は顔に耳やひたいにアボカドを配した「バナナ・アボカド大使」の格好で取材対応を行っており、そのギャップは、やはり突っ込みの対象となったようだ。
それでも、さまざまな先輩がこうした格好をすることで、さらなる活躍をしてきたいわば“縁起物”。結婚と地域密着とバナナとアボカドの力を胸に、今季、ベストイレブンをつかみ取る。