1月9日、川崎フロンターレが2023年シーズン最初の練習を川崎市内で行った。
鬼木達監督はこの練習に先立って行われたミーティングで、選手にある言葉を投げかけた。それは、「最強のチャレンジャーになろう」というもの。昨季、最終節まで優勝争いに絡んだものの、王者の地位を横浜F・マリノスに明け渡すこととなった。チャレンジャーとしての1年間になるが、“最強”の2文字を明け渡す気持ちはないという気持ちの表れだ。
この日、まずは午前9時30分から練習を開始。フィジカルメニューを中心としたメニューをこなしたほか、目隠しをした状態でリレーを行うなど、新加入選手も多い中で選手間の親近感を高めるためのメニューをこなしていった。
午後は14時30分から再び練習を開始。午前とは違って、ボールを持ったメニューも積極的に取り入れられた。
その一つが、5対5を3組作ってのミニゲームだ。ゴールは通常のものよりかなり小さいものを用い、さらにGKを置かない形でレクリエーションの要素も持たせたとはいえ、初日からゲームを意識したトレーニングに取り組んでいた。
他にも、3人ずつのグループを作ってのボールコントロールのトレーニングも行われ、こちらもやはり、丁寧な説明をしたうえで、新しい選手が馴染めるような順序で進められていった。