1月4日、川崎フロンターレきっての愛され夫婦の誕生日2ショットが公開された。妻の誕生日を祝う夫の姿が公開されている。
2021年10月に等々力競技場で公開プロポーズが行われ、多くのサポーターが見守る中、見事に成功。そして昨年、見事ゴールインを迎えたのは、マスコットキャラ「カブレラ」と岩手県陸前高田市のPRキャラクター「たかたのゆめちゃん」だ。東日本大震災後の復興支援で愛が育まれた史上初のマスコット同士のカップルである。
なれそめは、2011年、J1川崎が算数ドリルを陸前高田市の小学校に届けたことで関係ができたこと。その後、川崎の選手が何度も現地を訪れ、サッカー教室やイベントなどを通して交流を深めてきた。そして、陸前高田から等々力でのJ1リーグ戦に招待するなど、両者の関係が強まっていく中で、同じく、絆を深めていったのがカブレラとたかたのゆめちゃんだった。
「直線417kmの恋。離れいても心は隣に。」こう謳われた2人の愛は、そのまま、川崎と陸前高田の精神的なつながりを意味していた。
そして結婚後、等々力競技場での試合にこの夫婦が訪れる姿は日常的になっていた。そしてその姿は、時が経っても震災を風化させないシンボルにもなっていた。