■4年後に向けて必要なこと

 現在30歳のシュミットは、2026年大会のメンバー入りも期待されている。昨年のクロアチア代表戦翌日に本サイト記者の取材に応じた際、4年後に向けて、以下のように語っていた。

「ヨーロッパで結果を出すことじゃないですかね。それが絶対に必要なわけじゃないですけど、たとえば(鎌田)大地みたいにELを獲るとか、目に見えたタイトルを獲ったGKって日本人でなかなかいないと思うんで、世界にアピールできるような結果を残すことができれば、4年後のW杯というのは近づいてくるかな」

 また、「ずっとポテンシャル、ポテンシャルと言われ続けて気付いたら30歳になってるんで(笑)、どうにか、ポテンシャルを発揮できないまま終わったってならないように、頑張りたいなと思います」と、笑いながら話してもいたが、杜の都から世界を輝かせる瞬間を、宮城県民だけでなく日本国民が期待している。

  1. 1
  2. 2
  3. 3