■3人の中で引退しているのは1人だけ

 現在55歳のカズは、JFL・鈴鹿ポイントゲッターズに所属。今季、すでに2ゴールを決めるなど、日本代表で89試合に出場して55得点を決めた勝負強さは今も健在だ。

 この3人の中で唯一、現役を引退している中田氏は、日本人の欧州サッカー挑戦のパイオニア的存在と言える。1998年7月にセリエAのペルージャに移籍。シーズン開幕戦でユベントス相手に2ゴールを決めるなど衝撃を放った。

 その後、ローマ、パルマ、ボローニャ、フィオレンティーナと渡り歩き、2005年にプレミアリーグのボルトンでプレーしている。ヨーロッパで日本人の評価を上げた存在として、そして、日本代表をけん引する存在だった。

 3人は日本代表のシンボルだが、この写真でも分かるように三者三様の出で立ち。その歩みも、当然、違ってきたが、だからこそ、先述したように長谷部は「違うから愉しい」と感じたのだ。

 今後、この3人が指導者などで日本代表に帰ってくるのか。その姿を、誰もが楽しみにしている。

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