クリスマスを迎えた世界に、ドイツから注意報が発令された。極めて珍しい「サンタ注意報」だ。
ヨーロッパのサッカーシーズンは通常、クリスマスなど冬期中断期間に入るところがほとんどだった。ただし今年は、ワールドカップが史上初の11月開催となったため、クリスマスシーズンにも試合を行うリーグが多い。
そうした異例の年末を迎えるサッカー界に、ブンデスリーガが警告を発した。警戒すべきは、ピッチに現れるサンタクロースだ。
ブンデスリーガはインスタグラム公式アカウントで、ある動画を投稿した。そこに映し出されているのは、バイエルン・ミュンヘンでプレーしていた頃のチアゴの信じられないミスだ。
ピッチ中央でボールを持ったチアゴは、相手が寄せてくるとパスを選択。サイドを駆け上がってきた赤い姿へと、ボールを送った。
ただし、さっそうと走る赤い姿はバイエルンの選手ではなかった。チアゴが広い視野でとらえたのは、ピッチ脇の動画が映る看板の中を走るサンタクロースだったのだ。
前線から慌てて下がってきた仲間がボールを抑えて事なきを得たが、名手らしからぬミスだった。仲間に助けてもらった後も、チアゴは何が起こったのかすぐに理解できないようだった。