■１２月１８日／カタールＷ杯 決勝戦アルゼンチン代表ーフランス代表（ルサイルスタジアム）
“神の子”リオネル・メッシがついにＷ杯優勝の栄誉を手にした。
パリ・サンジェルマンでチームメイトのキリアン・エムバペを擁するフランス代表と対戦したアルゼンチンは、試合前の下馬評を覆して序盤からボールを保持。ボールがつながらない前回王者をしり目に、前半２３分にメッシがＰＫで先制ゴールを決める。
さらに同３６分には、鮮やかなカウンターからディ・マリアが追加点をゲット。フランスにシュートを１本も許さないまま、前半を２点リードで折り返す。
後半になってもなかなかエンジンがかからないフランスだったが、後半３５分にエムバペがＰＫで１点を返す。さらに1分後にはこの韋駄天ＦＷがボレーシュートで同点弾を決め、なんと試合を振り出しに戻してしまう。
試合は２－２で延長に入るが、その後半３分、試合を動かしたのはメッシだった。途中出場のＦＷラウタロ・マルティネスが裏に抜け出してペナルティエリア右から強力なシュートを放つもＧＫロリスに弾かれるが、アルゼンチンの背番号１０がこれを押し込んで勝ち越し弾を決めたのだ。
試合はこれで決したかに思われたが、息を吹き返したフランスが追いつく。延長後半１３分、エムバペがこの日２本目のＰＫを決めて、試合をまたしても振り出しに。大一番でハットトリックを決めて、この決勝の行方はＰＫ戦に委ねられることとなった。
