■12月5日/カタールW杯 決勝トーナメント・ラウンド16 日本代表1ー1(PK:1−3)クロアチア代表(アルジャヌーブスタジアム)
森保一監督率いるサッカー日本代表のカタールワールドカップでの戦いは、ベスト16で終わりを迎えることになった。
前半43分に前田大然のゴールで先制に成功した日本代表だったが、後半10分、イバン・ペリシッチに豪快なヘディングゴールを叩き込まれて同点に。延長含めて120分戦い、PK戦の末、クロアチア代表に敗れてしまった。
深夜にもかかわらず多くの国民が注目したこの試合で、ピッチで戦う選手と同様に注目を集めていたのが、ABEMAで現地解説を務めていた本田圭佑だった。これまでのグループステージの3試合で、本田しか言えない「神解説&神ワード」を連発し、瞬く間に大人気解説者になった本田。日本サッカーの歴史を変える重要なクロアチア戦でも、その解説ぶりは際立っていた。
これまでの3試合よりは落ち着いた様子で、選手同様、これまで以上の緊張感を漂わせて解説に臨んでいた本田。しかし、選手目線、監督目線、サポーター目線での言葉を駆使する独自の解説は健在だった。
クロアチアが、グループEで戦ったスペインとは違いラフに攻撃してくるのを「雑いのが嫌」と表現。また前半7分、冨安健洋のバックパスが弱くなってピンチになった際、相手にファウルがあったことを知り「審判見ろよ!」と憤って、「入ってたらVAR要求でしょ」と言い放った。
ゴールも決めたペリシッチが活発にポジション変更をすること、またルカ・モドリッチの見事なパスに対しては、「ウザイな~」とおなじみになったセリフを放った。他にも、会場に日本人サポーターの声援が大きく鳴り響くことに対して「埼玉スタジアムですか?」と冗談を言うなど、ABEMA視聴者が期待する「本田節」は炸裂していた。