カタール・ワールドカップで、スペインがものすごい数字を叩き出した。
スペイン代表はカタールW杯初戦でコスタリカ代表に7-0で大勝。W杯における、同代表チーム歴代最多得点記録を更新するゴール数を挙げている。
だが、このサッカー大国はさらなる偉大な数字を積み上げた。それは11月27日に行われたドイツ代表戦の視聴率だ。
ともにW杯優勝経験を誇り、世界に名だたるサッカー大国の激突。まさに重量級同士の激しいバトルが期待された上、初戦で日本代表に逆転負けを喫していたドイツ代表が死力を尽くして勝点3を奪いにいくことが予想されていた。
戦前の予想通りハイレベルな試合展開になると、後半17分、アルバロ・モラタのゴールでスペインが先制。だが、2敗となってはグループ敗退の可能性が高まるドイツも必死に反撃し、後半38分にはニクラス・フュルクルクのゴールで追いつくことに成功した。その後も意地とプライドがぶつかり合ったが、スコアは1-1のままで終了し、勝ち点を分けう結果に終わっている。
近年では、スペインと言えども若年層のサッカー離れが指摘されるようになっていた。だが、スペイン・サッカー連盟の発表によると、公共放送『La 1』(ラ・ウナ)での放送は、視聴率が60.7%にも上ったという。視聴者数は放送時間内にて平均で1181万8000人と計算されている。
瞬間最高視聴率を記録したのは、現地時間午後9時53分。このときの視聴者数は1324万650人で、視聴率はなんと65.4%に到達した。スペインサッカー連盟がツイッター公式アカウントでこのニュースを報告すると、「もうサッカーは好かれていないと言う人に教えてやりたい」などの声が上がっていた。