愛するクラブに所属する外国人選手の活躍で、自国の代表チームが負かされる。この複雑な心境を、ドイツの人々はどう受け止めているのだろうか。
ドイツ・ブンデスリーガ1部のボーフムによるSNSでの投稿が、他とはまさに“ケタ違い”の反応を集めている。それは、クラブに所属する日本代表FW浅野拓磨に関する投稿だ。
ボーフムはこれまでも、日本代表でプレーする浅野の様子をツイッター公式アカウントで紹介してきた。同選手のカタールワールドカップ招集はクラブにとって誇らしいことに違いない。
その浅野は、11月23日に行われたドイツ戦に途中出場。すると後半38分に逆転ゴールを決めて、日本を歴史的勝利に導いている。
一方ボーフムにとって、浅野の逆転弾は、自国代表チームを敗戦に追いやった得点である。
2002年の日韓ワールドカップでは、当時イタリア・セリエAのペルージャでプレーしていた韓国代表アン・ジョンファンが、イタリア代表相手に決勝点をゲット。これによって、結果的にクラブを離れる事態にまで至ったと言われている。
そういった事例があるだけに、浅野には各方面からの反応が心配された。しかし…。