11月21日、ドーハ市内での練習後にサッカー日本代表FW浅野拓磨が取材に応じた。
ブンデスリーガでプレーする快速FWが、初戦に向けて戦意を高めている。出場した場合、チームの最前線に位置する浅野にとって、越えなければいけない最後の砦がドイツ代表GKノイアーだ。
バイエルン・ミュンヘンの、そしてドイツの守護神として、常に世界最高峰の名を欲しいままにするこのGKとの対戦イメージを聞かれた浅野は、苦しい試合状況が予想される中でけっして崩せる場面は多くないかもしれないが、だからこそ、「チャンスがあれば、どんな状態でもシュートは打つ」と言い切ってみせた。そのうえで、「コースとか技術とか関係なく、気持ちで押し込もうかなと思ってます。思い切ってシュート打って、ゴール取りたいなと思います」と、ゴール宣言まで飛び出した。
浅野にとっては、これが初めてのW杯となる。前回大会では、バックアップメンバーとして参加。途中でチームを離れるなど、悔しい思いをした。だからこそ、この大会に懸ける思いは人一倍強い。