日本代表MF柴崎岳が所属するレガネスは、柴崎の動画を公開した。取材にスペイン語で完璧に応対する姿には、日本のファンから驚きの声が上がっている。
柴崎は鹿島アントラーズに所属していた2016年、世界を驚かせた。クラブ・ワールドカップ決勝で、レアル・マドリードを相手に2ゴールを挙げたのだ。
その活躍も引き金になったのか、年が明けて2017年1月には、スペイン1部のテネリフェへと完全移籍した。会見の場ではスペイン語を披露し、多少なりとも現地の記者を驚かせていた。
スペインでのプレーも、クラブを渡り歩きながら6シーズン目に入る。プレーはもちろん、ピッチ外での姿も様になっている。レガネスが8日に日本版ツイッター公式アカウントで発表した動画では、記者からの質問に堂々とスペイン語でやり取りしているのだ、
質問は、カタール・ワールドカップについてだった。日本代表とスペイン代表がグループステージで対戦するとなれば、当然だろう。この2チームとコスタリカ代表、ドイツ代表とで決勝トーナメント進出を争うことになるが、記者が問いかけたのはどのようなシナリオを望むか、だった。この質問に柴崎はこう答えている。
「僕としては、スペインに突破してほしいです」
「日本とスペインが次のステージに進むことを望みます」
ラ・リーガ2部でレガネスは現在12位につけている。開幕から3連敗を喫したが、第9節からは5勝1分1敗と調子を上げている。2部であるレガネスはW杯期間中もリーグ戦が続くため、一時チームを離れなければならない柴崎は、「チームには、このまま良い状態でいてほしいです。良いプレーをしていますから」と好調の維持を期待した。