世界最高峰のストライカーが華麗なスキルを披露した。
■3人を一気にかわす切り返し
10月20日、ラ・リーガ第10節でバルセロナとビジャレアルが相まみえた。
前節、レアル・マドリードとの“エル・クラシコ”で敗れてしまい、手痛いリーグ初黒星を喫したホームのバルセロナだが、この試合は3-0で快勝。先制点を叩き込んだのはFWロベルト・レバンドフスキだった。
前半31分、ペドリのスルーパスに抜け出したジョルディ・アルバがグラウンダーのクロスを供給。これにゴール前で反応したレバンドフスキは、トラップと同時に軸足裏を通す切り返しを披露した。すると、このターンに翻弄された相手GKとDFの合計3人が一気にかわされる。背番号9は無人のゴールに流し込み、リードを奪った。
レバンドフスキはその4分後に追加点を奪う。ガビからのパスをペナルティエリア左手前でもらうと、少し内側に持ち出して右足一閃。強烈なミドルシュートをゴール右に突き刺した。
勢いに乗るチームはハーフタイム前に突き放す。前半38分、レバンドフスキの落としを受けたガビがファイナルサード中央から右に展開。これをエリア右でもらったフェラン・トーレスがキックフェイントで1人かわしてゴールに近づき、パスを送ると、最後はアンス・ファティが押し込んでリードを3点に広げている。
後半はスコアに変動はなく、前半で3ゴールを奪ったバルセロナが3-0で勝利。先に試合を消化していたマドリードとの勝ち点差を「3」にキープしている。