レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英が、スタンドにいた子どもにプレゼントを贈った。
■少年を指名してユニフォーム贈呈
ソシエダは10月2日のラ・リーガ第7節でジローナと対戦。久保はスタメンとしてピッチに立った。
すると開始早々、自身の左足から得点を演出する。前半8分、ダビド・シルバからスルーパスを受け取ると、ペナルティエリア左からグラウンダーのクロスを供給。これにアルクサンデル・セルロートが合わせてネットを揺らした。
その後2点を奪われて逆転を許すも、セルロートがこの日2ゴール目を決め、2-2でハーフタイムを迎える。チームは試合を折り返してすぐに再び逆転ゴールを奪われるが、後半21分にブライス・メンデス、後半26分にマルティン・スビメンディがネットを揺らしてスコアをひっくり返した。
この乱打戦の勝利を決定づけたのが久保である。後半40分、カウンターの流れでセルロートから横パスを受けると、ペナルティエリア左で減速。そこからワンタッチ縦にずらして左足を振り抜き、ゴールを奪ってみせたのだ。
1得点1アシストで勝利に貢献した日本代表MFは試合後、チームメイトと共に、サポーターが待つスタンドへと歩み寄る。そこで多くの熱狂的ファンから激しくユニフォームを求められると、1人の少年を指差してシャツをプレゼント。周りの熱量に押されて消極的になっていた子どもに配慮した行動だと思われる。
この行為を見たファンは、「タケは少年に確実にシャツを渡そうとしていた。すてき」や「ちょっと恥ずかしがり屋の子に指名してユニ上げてたのが印象的だな」、「キッズはタケの事好きになるな」といったコメントを寄せた。