カタール・ワールドカップ(W杯)に出場するデンマーク代表のユニフォームサプライヤーであるヒュンメルは、同国が本大会で着用する新ユニフォームを発表した。
■ユーロ1992のユニフォームをオマージュ
発表されたのは、赤を基調としたホームユニフォーム、白を基調としたアウェイユニフォーム、そして黒を基調とした3rdユニフォーム。背番号の部分以外はほとんどがメインカラー1色で、同色の濃淡で肩回りにストライプ模様が施されている。という大胆なデザインだ。サッカーファンからは「オール赤。攻めたねぇ」という声もあがった。
また今回の新ユニフォームは、優勝を果たした1992年のユーロで着用したものをオマージュしているという。この大会ではデンマークに出場資格はなかったが、出場が決まっていたユーゴスラビアが国際試合参加禁止となったため、代替出場国として参加。すると周囲の予想を裏切る快進撃を見せ、見事に初優勝を成し遂げている。
ヒュンメルの公式サイトでは、同企業のCEOであるアラン・バッド・ニールセン氏のコメントが掲載。
「このユニフォームは1992年のキットをリメイクしたものではありますが、かつてのレジェンドにノスタルジックな賞賛をおくりたいわけではありません。ここ最近では最強とも言われるデンマーク代表チームが、カタールで新たな伝説をつくり出す未来を象徴するものなのです。そして、20~30年後には、今回の代表チームが語り継がれるようになることを願っています」と今回の新ユニフォームに対する思いを語っている。