■両指揮官が激突

 試合終了後、両指揮官が握手をする場面があった。だが、コンテ監督の挑発により勃発した事件は。試合終了後に”ラウンド2”を迎える。コンテ監督が握手を求める形で両指揮官が握手をすると、トゥヘル監督がコンテ監督の手を離さず。それに激怒したコンテ監督とトゥヘル監督は睨み合いに。トゥヘル監督は人差し指と中指で自らの目を指差し「目を見ろ」と言わんばかりのジェスチャーをした。

 その後両者は口論となり、選手やスタッフが止めに入る。すると主審は両指揮官にレッドカードを提示し、退場処分となったのだ。そのため、両指揮官は次節ベンチに入ることができないことに。この一触即発の事態を収めた動画を英メディア『スカイスポーツ』が公式ツイッターに投稿。16万以上のいいねがついた。

 同メディアの報道では、試合後の会見に臨んだトゥヘル監督は「握手をするとき、お互いに目を合わせるべきだと思う。しかし、我々は違う意見を持ち感情的になってしまった。彼(コンテ監督)は同点にした時に喜んだ。少しヒートアップしたが、大きなことではない」とコメントした。

 一方、コンテ監督は試合後に「私は試合について話した方がいいと思う。あの状況についてコメントはしたくない。これは最も重要なことではない。もし問題があるとするならば、それは私と彼の問題だ」とコメントは控えた。

 一触即発の事態となってしまった白熱のロンドン・ダービー。次に両者がリーグ戦で相まみえるのは2023年2月26日だ。その試合で、あるいは、カップ戦などで対戦した際に、再びこのような事態が起こってしまうのだろうか。

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