川崎フロンターレに衝撃が走った。7月22日、クラブはMF大島僚太の負傷を発表。「右ハムストリング肉離れ」という診断で、全治6週程度を要する見込みだという。なお、受傷日は7月19日としている。
この受傷日前日、大島の姿は麻生練習場にあった。7月20日に行われたパリ・サンジェルマン戦に向けた練習が行われていたのだ。国立競技場で開催されるビッグマッチを前に、本格的なトレーニング内容となっていた。
ランニングやストレッチ、筋肉に負荷をかけるメニューをこなすと、戦術練習に移行。パリ・サンジェルマン相手にどう攻撃を組み立てるか、そして、どうボールを奪うかを細かく確認していた。その際、大島はインサイドハーフとしてプレーしていた。
大島はここまで今季のほとんどの試合を3月30日に負った右足関節じん帯損傷、右近位脛腓じん帯損傷で欠場。6月18日のJ1リーグ・コンサドーレ札幌戦で10試合ぶりに復帰したばかりだった。札幌戦ではアンカーに入り、ボールを引き出してはキープしてさばき、あるいは、前線に飛び出してと積極的なプレーを見せていた。
大島のプレーは、それまでチームが苦労していた攻撃の部分で新たなインパクトとなり、この試合は5-2と大勝。川崎の10番の存在感の大きさを見せつけていた。