前節の京都戦は、勝てるはずだった試合を落としてしまった印象の浦和レッズ。夏からの巻き返しを果たせるのか?
6日に行われたJ1第20節、浦和はホームで京都と対戦し、2-2の引き分けに終わった。前半10分にダヴィド・モーベルグがPKで先制し、幸先の良いスタートを切れたかに見えたが、続く39分に再びPKのチャンスが与えられたものの、モーベルグがこれを外し、1-0で前半を折り返した。
さらに、後半は2分間のうちに立て続けに失点し、1-2と逆転された。自陣のミスからの失点もあり、不穏な空気が漂っていたが、後半14分にモーベルグのゴールですぐさま追いつき、2-2の引き分けとした。
しかし、試合全体のシュート数を見ても、相手の8本に対して浦和は20本で、決定機も多かった。PKを外した場面や惜しいシュートも多数あっただけに、勝ち越すことができなかったのは何とも悔やまれる。
一時期はリーグ戦で9試合連続で勝ちなしと低迷していた浦和だが、第17節の名古屋戦で3か月ぶりの勝利を手にしてからは2勝2分と、ここに来て再起の兆しも見える。それでも、11位という現在の順位が物語っているように、いまだに不足感があることは否めない。チームを上昇へ導くキーパーソンは誰なのか。