■フィリップスを組み込んだフォーメーションは?
そんなフィリップスは、リーズの前指揮官であり稀代の戦術家であるマルセロ・ビエルサ監督の下、4-1-4-1における不動のアンカーとしてブレイク。2020年9月にはイングランド代表デビューも飾った。
しかし、シティの4-3-3のアンカーポジションにおけるファーストチョイスはロドリであるため、このチームでスタメン起用されるとするならばIHで出場することになるだろう。ケビン・デ・ブライネやイルカイ・ギュンドアン、そして退団が噂されるものの現時点では移籍が発表されていないベルナルド・シウバらとコンビを組むはずだ。もしくは4-2-3-1での2CHの一角としてプレーすることになるだろう。
またフィリップスはボール奪取にも秀でており、どちらかと言えば守備的なMFであるため、昨季限りで退団したフェルナンジーニョと似たタスクを任される可能性が高い。とは言えビルドアップ能力にも長けていることから、ロドリがアクシデントによって出場できない場合の代替選手としても活躍できるだろう。
恩師ビエルサ監督の弟子にあたるジョゼップ・グアルディオラ監督の下、この26歳の有望株にはさらなる成長を期待したい。