リーグアンのASモナコが現地時間6月28日、リバプールから日本代表MF南野拓実を完全移籍で獲得したことを発表した。契約年数は2026年までの4年間となる。
■ついに正式決定
南野はオーストリア1部のレッドブル・ザルツブルクから2020年1月にリバプールへ完全移籍。なかなか出番がない中で翌年2月にはサウサンプトンへレンタル移籍となったが、21/22シーズンにリバプールへ復帰。しかしながら、サディオ・マネ、モハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノ、ディオゴ・ジョッタ、ルイス・ディアスなど超強力攻撃陣の牙城を崩すことはできなかった。
そして今季の南野は、リーグ戦でのスタメン出場こそ1試合に終わったものの、FAカップでは4試合3得点、FLカップでは5試合4得点を記録。リバプールの国内2冠獲得には大きく貢献した。日本代表のエースは公式戦22試合と少ない出場時間ながら、10得点と二桁得点を記録。非常に効率よくゴールを記録していた。
時を同じくして6月22日に、マネのバイエルンへの完全移籍を発表したリバプールは、来季に向けてベンフィカからウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスを獲得。セネガル代表が抜けた穴に補強を敢行したことで、南野へはリーズ・ユナイテッドやインテル、フラムやサウサンプトン、ウォルバーハンプトンなどの国内外の複数クラブが興味を示していた。そして今回、モナコへの移籍が正式に決定した。