■長谷川竜也がまたしてもアシスト
試合前にコートチェンジをしたため、アウェイチームのサポーターに向かって両チームが攻める形となった後半は、新潟がリズムを掴む。時間とともに新潟サポーターの応援に熱が入る中でその勢いを封じたのは、またしても長谷川だった。
中盤で相手選手とボールを競り合いながらもうまくコントロールすると、前線に走る渡邉千真を確認。その動きに合わせて浮き球のパスを完璧な軌道で送り、追加点をお膳立てしたのだ。試合を決定づける得点を奪うと、キャプテンを囲むように横浜ＦＣの選手が集まり、喜びを爆発させた。
新潟はその後もチャンスをうかがうが、最後まで横浜ＦＣの堅守を崩せず試合は終了。この瞬間、横浜ＦＣは首位に返り咲き、新潟は２位に転落することとなった。
横浜ＦＣは前節、当時２位の仙台と対戦して敵地で撃破。３位から２位に浮上し、さらにこの試合で種に浮上した。首位攻防２連戦を制し、順位を１ずつ上げて順位表で１番上に上り詰めた。
「直接対決を“決勝戦”のような気持ちでぶつかっていくしかないと思っていた」（四方田修平監督）
“決勝戦”を制して最上位の座を奪ったことはチームにとって自信となる。まだまだ道のりは長いが、Ｊ１復帰へ弾みとなる連勝だ。
