■6月26日/明治安田生命J2第23節 横浜FC 2ー0 アルビレックス新潟(ニッパツ)
勝てばJ2首位に返り咲くという一戦で、横浜FCはアルビレックス新潟と対戦。前半に長谷川竜也のクロスを小川航基が合わせて先制すると、後半にも長谷川の浮き球パスに渡邉千真が合わせて追加点を奪う。守備ではGKスベンド・ブローダーセンの好守もあって見事に完封。4試合ぶりの無失点で首位の座を奪取した。
前回の対戦では0-3を大敗を喫したカードだった。5月21日にアウェイに乗り込んだ試合では、開始わずか1分でリードを許すと、6分にも追加点を奪われる苦しい展開だった。あれから1か月。首位・新潟にリベンジを果たすと同時に、J2トップの座をかけて負けられない試合だった。
2巡目となる今回の対戦で良い展開を迎えたのは、横浜FCの方だった。新潟の松橋力蔵監督が「少し前半は攻めあぐねていた」と振り返ったように、アウェイチームは良い形でボールを運べる回数が少なかった。
そんな状況で試合を動かしたのは、横浜FCの左サイドからのクロスだった。右サイドからショートパスで左の長谷川竜也までボールをつなぐと、ドリブラーは体の向きを変えて右足でゴール前にクロスを送る。ゴールに向かうような軌道を描くボールに、FW小川航基が頭で合わせる。新潟GK小島亨介の右手に触れたものの、ボールの勢いに勝てずそのままスコアを動かしたのだ。