バスや地下鉄でも、交通カードが使えるようになって支払いはすっかり楽になりました。運転手や車掌と外国語でやり取りしながら、慣れないコインを使って支払うのは不便ですし、もたもたしているとスリにも狙われやすいですからね。カードさえ手に入れれば安心です。

■国の繁栄とサッカー強化のつながり

 韓国では「T・モニ」カードが国内のほとんどの都市のすべての交通機関で使えるので大変便利です(スペルは「T money」ですから、日本語風に発音すれば「T・マネー」ですが、韓国語では「T・モニ」となります)。

 2011年には、南米のアルゼンチンでコパ・アメリカが開かれたので久しぶりにアルゼンチンを訪れました。首都ブエノスアイレス市内の交通はまさに網の目のように張り巡らされた市内バスと地下鉄です。

 アルゼンチンという国が最も栄えたのは20世紀前半のことです。

 ヨーロッパ向けに小麦や牛肉などを輸出するのが主な産業でしたが、ヨーロッパが第1次世界大戦の影響で荒廃した後には工業製品も輸出されるようになって、アルゼンチンは繁栄を極めました。サッカーが強くなったのもその頃のことで、1928年のアムステルダム・オリンピックと1930年の第1回ワールドカップでは決勝に進出し、ともに隣国ウルグアイに敗れましたが、ブラジルより早くアルゼンチンは世界のサッカー大国になりました。

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