マンチェスター・シティがプレミアリーグ連覇を達成した。プレミアリーグ最終節、マンチェスター・シティ対アストン・ビラが現地時間5月22日に行われ、ホームのマンCが3−2の逆転勝利を収めている。
■奇跡の逆転劇
先制点を決めたのはアストン・ビラ。前半37分、左サイドを抜け出したリュカ・ディニュがクロスを供給。このボールにマティ・キャッシュが頭で合わせてゴールネットを揺らした。前半はビラの1点リードで折り返す。
すると70分、ゴールキックからオリー・ワトキンスがヘディング。これに反応したアストン・ビラのフィリペ・コウチーニョが絶妙なトラップ。最後は右足でゴール左に蹴り込んだ。高く上がったボールだったが、コウチーニョらしい完璧トラップでシュート体勢に入ると、あとはGKの位置をよく見てゴールを決めた。
2点を失ったマンCは、このままではリバプールが勝利すると優勝を逃してしまう状況。だが、ここからが逆転劇の始まりだった。右サイドでボールを受けたラヒーム・スターリングがクロスを供給。ファーサイドで途中出場のイルカイ・ギャンドアンがヘディング。これがゴールに突き刺さった。
1点を返したマンCは78分、左サイドでボールを受けたオレクサンドル・ジンチェンコがドリブルで中へ切り込むと、マイナスのパスを供給。ペナルティアーク付近からロドリが右足ミドル。これがゴール左に吸い込まれた。勝利すれば文句なしで優勝が決まるマンCは終盤で同点に追いついた。
すると81分、スルーパスをペナルティエリア内でタイロン・ミングスがカット。このこぼれ球をケビン・デ・ブライネが拾い、エリア内に侵入。その流れのままグラウンダーのクロスを供給すると、ファーサイドでギュンドアンが流し込んだ。ギュンドアンのゴールも凄いが、圧巻だったのはデ・ブライネのクロス。あの局面であのボールを出せるスキルはさすがというほかない。
その後スコアは動かず。マンCが3−2の逆転勝利を収め今季のプレミアリーグ優勝、そして連覇を決めた。