英プレミアリーグ・トッテナムに所属する韓国代表FWソン・フンミンがアジア人初のプレミアリーグ得点王に輝いた。ノリッジ・シティ戦で見せた圧巻の2ゴールとは。
■圧巻の2ゴール
プレミアリーグ最終節、ノリッジ対トッテナムが現地時間5月22日に行われた。先制点が生まれたのは16分、浮き球のパスに反応したロドリゴ・ベンタンクールが最終ラインを抜け出すと、ゴール前でデヤン・クルゼフスキにマイナスのパス。クルゼフスキは冷静に流し込んだ。続く32分にはベンタンクールのクロスにハリー・ケインがダイビングヘッドでゴールを決める。
前半を2−0で折り返したトッテナムは後半も勢いが止まらず。64分にはペナルティエリア右に抜け出したクルゼフスキが左足インスウィングのシュート。これがゴール左に決まった。さらに71分、ケインの縦パスをルーカス・モウラがワンタッチでソンに送る。ソンは冷静にゴールへ流し込んだ。
そして圧巻だったのは5ゴール目。右CK付近でFKのチャンスを得ると、ルーカスのボールは相手にヘディングでクリアされるが、ファーサイドでソンが拾う。ペナルティエリア外の左からソンが右足のシュート。これがゴール右に吸い込まれた。結局、トッテナムは大量5得点で5−0勝利。自力で来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した。
■得点王に輝く
今回の2ゴールでソンは今季のリーグ戦ゴール数を23に伸ばした。リバプールFWモハメド・サラーがウォルバーハンプトン戦で1ゴールを決めており、ソンとサラーが今季の得点王に輝いた。ソンはアジア人初のプレミアリーグ得点王となった。